当院の院内感染症対策
院内感染管理者:院長 西川邦男
当院は兵庫県第二種協定指定医療機関として
2024年4月に兵庫県と協定を締結し、発熱・感染症外来を行っております。
初めて受診される方でも、どなたでも診察が可能です。
院内感染管理者である院長が中心となり、職員全員で院内感染防止対策を推進するために業務指針として以下の取り組みを行っています。
- 感染性の高い疾患(インフルエンザや新型コロナウイルス感染症など)が疑われる場合は、一般診療の方と導線を分けた発熱・感染症外来にて対応。
- 抗菌薬使用については厚生労働省のガイダンスに則り、適正に使用。
- 標準的感染予防策を踏まえた院内感染対策マニュアルを作成し、職員全員がそれに沿って院内感染対策を推進する。
- 院内感染対策の基本的考え方や関連知識の習得を目的に研修を年2回実施。
- 感染対策に関して兵庫県および姫路市医師会、基幹病院と連携体制を構築し、院内感染対策の向上に努める。
業務内容
- 全職員の手指消毒および医療用マスクの徹底
- 出勤時の体温及び体調確認
- 院内に手指消毒用アルコールの設置
- 感染対策について院内掲示による患者への啓蒙
- 接触する機会の多い箇所を毎日アルコール消毒
- 窓開放による定期的な換気
※当院は令和2年10月よりコロナ発熱患者への診療・検査を行う医療機関として「発熱等診療・検査医療機関」として指定を受けました。新型コロナウイルス感染症が5類感染症となった令和年5年5月8日には「発熱外来対応医療機関」、令和6年4月1日からは「第二種指定協定医療機関」として兵庫県と協定を結びました。新興感染症の流行期における医療体制を整備している医療機関として、発熱、咳、咽頭痛などの感染症状や新型コロナウイルス感染症の可能性がある方等の診療・検査・治療を行なっています。
〈発熱・感染症外来の受付と診療体制〉
- 感染症の疑いのない患者
- 学校伝染病などとその疑いのある患者
- 新型コロナなどの指定伝染病とその疑いのある患者
※発熱・感染症外来の診察と受付は、通常診療の方①と発熱外来を受診される方②③の動線を分け、とくに①と③は空間分離を徹底します。③の受付方法は、感染状況により対応は変化しますが、例えば指定伝染病が蔓延した場合などは、携帯電話で看護師・事務員と連絡を取り、保険証などの呈示は受付小窓1・2のガラス窓ごしに行い、検体採取も小窓で行います。その際、強制換気により院内→外に空気の流れを作ります。